相手の話を聞くということ

コミニケーションにおいて少なくとも上から五本の指には入るだろう重要項目の一つ、相手の話をきちんと聞くこと。
自分はこれについてまるで出来ていない自覚があるので、どうして出来ないのか考えてみる。

まず、自分から話しかけるときは事前に相手の話を聞くこと聞くことと散々念じているが、実際会話が始まったとたん、そんな思いはどこかに吹き飛んでしまう。
理由は簡単で、会話に脳のリソースをとられて、そんなことにまで割いていられなくなるからだ。

要は、自分にとって他人との会話とは全力で集中してようやく成り立つものであり、常に必死なので、それ以上のことをしている余裕がないわけである。
結果、相手からは同じ発言を繰り返しているように見えると注意を受けたり、ため息と共に会話を切り上げられたりする。

ではこうすればなおるのでは……などと続けられたら良かったのだが
正直打つ手が思い浮かばず困っている。
おそらく、場数が圧倒的に足らないことが原因だと思うのだが、親しい友人相手のチャットあれば会話しながらコーディングする余裕もあるので何か違う気もする。

単に緊張しているのか、それともチャットだからなのか、もしくは友人だけが例外なのか……
その辺ははっきりしないが、現状会話の何が悪いか以前の問題だろうと思うしかないのだろう。
そもそも、会社の上司に「今何の話をしていることになっているか言ってごらん」などと、明らかに会話力向上トレーニングを仕掛けられている時点で脳内リソースが足りていないことは明白だ。

とりあえず出来ることは、少しでも他のことに思考を割ける様、少しでも会話になれることからだろうか。
問題は、1年半も続けておきながら、まったく持って慣れていないことなのだが……