形の無い不安

心配性、もしくは臆病というのかもしれない。

たとえば仕事中の仕様策定の時、どれほど見直そうとどれほど議論を交わそうと、常に仕様漏れしている予感に苛まれ
何かあるたびに全仕様のレビューしなおしを提案したくなる、というか実際している。

これはバグの無いプログラムが存在しないのと同じぐらい当然のことで、仕様漏れは実装が終わるまで、いや終わった後ですら0になることは無い。
なので、不安に思うのは当然で、でも0にすることは不可能なのだから、見つかっても対応出来るよう備えておくしかない。
これは何度も注意を受けたし頭では理解しているのだが、それでもつい不安で、理由もなく問題があると騒ぎ立ててしまう事すらある。

どうなればその不安はなくなるのか、それすらも判らないうちから行動を起こしてはいけないことはわかっている。
せめて問題提示する際は、解決すべき点なり、目指すべき点について明確になっていなければいけないこともわかっている。
だが、それらを持たない不安は一体どうしたら良いのだろうか?

仕様に抜けがあることを恐れている、経験則として仕様抜けが0ではないことも断言できる。
だが仕様抜けを見つけだす手段はなく、仕様抜けがない事を証明する手段も無い。
アプリケーションを設計する上でこれらは当然の事だ、当然の事だが無視して進めるほど割り切る事もできない。
一体自分はどうすればいいのだろうか?
皆は一体どうしているのだろうか?

プログラムを書く上で重要なのは、技術や知識よりも心なのかもしれない。

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